Columnコラム
2026.01.28
就職/転職
内定辞退は悪いこと?後悔しないために知っておきたい基礎知識と正しい対応方法
就職活動が早期化する中で、
「とりあえず内定を承諾したけど、やっぱり辞退したい」
「第一志望から内定が出たから辞退したい」
と悩む方が増えています。
しかし、
・辞退って失礼?
・損害賠償される?
・もう断れない?
と、不安を抱えたまま時間だけが過ぎていくケースも少なくありません。
今回は、内定辞退の正しい知識と、トラブルを避けるためのポイントを解説します。
そもそも内定辞退は違法?
結論から言うと、原則として内定辞退は可能です。
内定は「労働契約の予約」と考えられており、
入社前であっても、労働者側からの解約は基本的に認められています。
ポイント
・入社前であれば辞退は可能
・企業が「絶対に辞退できない」と言うのは原則として成立しない
・誓約書を書いていても、法的拘束力は限定的
不安をあおられても、まずは落ち着くことが大切です。
「内定承諾書」にサインしたらもう断れない?
近年、内定辞退が増えているのには理由があります。
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① 就活の早期化
大学3年生のうちから内定が出ることも増えています。
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② 情報量の増加
SNSや口コミサイトで企業の内情が可視化されている。
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③ 転職前提の時代
「最初の会社がすべてではない」という価値観が広がっている。
だからこそ、「とりあえず承諾」が増え、結果的に辞退も増えています。
こんな内定は要注意
辞退を検討している場合、以下のような違和感はありませんか?
・説明会と実態が違いそう
・質問に対する回答が曖昧
・内定承諾を急かされる
・「辞退は迷惑」「ブラックリストに載る」と言われる
・休日数や残業時間が不透明
強い違和感を覚えた場合は、無理に進む必要はありません。
内定辞退のベストタイミング
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できるだけ早くが鉄則
企業側も採用計画を立てています。
迷っているなら、できるだけ早く決断しましょう。 -
入社2週間前ルールとは?
民法上、雇用契約は「2週間前の申告」で解除できるとされています。
ただし、実務上はもっと早い方がトラブルを避けられます。
内定辞退の正しい伝え方
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① 基本は電話+メール
誠意を見せるためにも、まずは電話が無難です。
その後、メールで正式に伝えるとスムーズです。 -
② 理由は正直すぎなくていい
・別の企業とご縁をいただいた
・自身のキャリアを再検討した結果など、角が立たない表現で問題ありません。
企業が引き止めてきたら?
中には、
・「損害賠償を請求する」
・「学校に連絡する」
・「今後業界で働けなくなる」
といった圧力をかけるケースもあります。
しかし、過度な脅しは問題です。
不安を感じたら、
・大学のキャリアセンター
・労働相談窓口
に相談しましょう。
内定辞退とブラックリストの噂
結論として、一般的な企業間で共有されるブラックリストは存在しません。
業界内で噂が広がるということも、通常は考えにくいです。
ただし、同じ企業グループ内での再応募には影響する可能性はあります。
「なんとなく不安」で辞退していい?
大切なのは、感情を言語化することです。
・何が不安なのか
・どこが引っかかっているのか
・5年後を想像したときに納得できるか
曖昧なまま進むと、入社後の早期離職につながります。
内定辞退をせずに入社した場合のリスク
無理に入社すると、
・入社後すぐに後悔
・試用期間中に退職
・精神的なストレス
というケースも少なくありません。
結果的に「早期退職」になるなら、
入社前に判断する方が双方にとって負担は小さいこともあります。
内定辞退後に気をつけること
・SNSで企業批判をしない
・友人に軽率な発言をしない
・書類の返却があれば丁寧に対応する
最後まで誠実な対応を心がけましょう。
それでも怖いと感じるあなたへ
「怒られそう」
「強く言われたら断れない」
そんな不安を抱える方もいます。
本来、内定辞退は法律上認められた権利です。
それでも過度な圧力や威圧的な対応がある場合は、無理をする必要はありません。
自分の人生の決定権は、自分にある
就職はゴールではなく、スタートです。
周囲の期待や空気感ではなく、
自分の人生に責任を持てる選択かどうかが何より大切です。
「辞退=悪」ではありません。
大切なのは、
感情に流されることでも、恐怖に支配されることでもなく、
納得できる選択をすることです。
