Columnコラム
2025.06.27
就職/転職
新卒社員がなぜ退職届?急増理由とは
毎年、多くの新卒社員が入社して間もなく 退職届を提出するという現象が起こっています。特に近年は、その傾向がさらに強まっており、「せっかく就職したのに、なぜすぐに辞めるのか?」と疑問に思う人も多いでしょう。
なぜ新卒社員の退職が急増しているのか?今回は、その理由を詳しく解説していきます。
1. 新卒退職の現状とデータ
厚生労働省の調査によると、新卒の 約3割が3年以内に退職すると言われています。しかし、最近では 1年以内の退職者が増加しているのが特徴です。特に、入社して 数ヶ月以内(4月~6月)に退職するケースが多く、新卒が会社を去るスピードが加速しています。
2. 新卒が早期退職する主な理由
新卒社員がすぐに退職届を出す理由には、いくつかの共通点があります。
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① 仕事のミスマッチ(理想と現実のギャップ)
「思っていた仕事と違う」という理由で辞める新卒社員は非常に多いです。
・求人情報と実際の業務内容が違った
・デスクワークだと思っていたら外回りの営業だった
・クリエイティブな仕事がしたかったのに、単純作業ばかり
このようなギャップに直面すると、「この仕事を続ける意味があるのか?」と考え、退職を決意する人が増えます。 -
② 労働環境が厳しすぎる(長時間労働・休日なし)
新卒が配属される職場によっては、ブラックな環境が待っていることもあります。
・残業が多すぎてプライベートの時間がない
・休日出勤が当たり前
・上司が厳しく、常にプレッシャーを感じる
このような環境では、心身ともに疲弊し、「これ以上続けるのは無理」と感じてしまうでしょう。 -
③ 人間関係が合わない(上司・同僚との相性)
職場の人間関係も、新卒が辞める大きな原因のひとつです。
・上司がパワハラ気質で怖い
・同期や先輩とうまくなじめない
・相談できる人がいない孤独な職場
職場の人間関係は、仕事のモチベーションに大きく影響します。人間関係が悪いと、仕事自体がどれだけ好きでも、続けるのが難しくなります。
こうした状況になると、「このままでは自分が壊れる」と思い、早期退職を決断することが多いです。
3. 最近の新卒退職者に見られる特徴
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① 退職の決断が早い
以前は「とりあえず3年は続けるべき」という考え方が一般的でした。しかし、最近の新卒社員は「無理ならすぐに辞める」という選択をする傾向があります。特に、転職市場が活発し、「今の仕事にこだわらなくても次がある」と考える人が増えています。
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②退職代行を利用するケースが増えている
「退職を伝えるのが怖い」「引き留められるのが嫌」という理由から、退職代行を利用して辞める新卒社員も増えています。退職代行を使えば、会社と直接やり取りせずに辞められるため、ストレスなく次のステップに進めるのがメリットです。
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③次の仕事を決めずに辞める人も多い
かつては「辞めるなら次の仕事を決めてから」という考えが一般的でした。しかし最近では、「一度リセットして考えたい」という理由で、次の仕事を決めずに退職する新卒も増えています。
4,早期退職は悪いこと?次に進むために大切なこと
新卒で退職することに対して、ネガティブなイメージを持つ人も多いですが、必ずしも悪いことではありません。
ただし、辞めた後に「何をしたいのか?」をしっかり考えておくことが大切です。
「もう自分で言い出せない、、」と思ったら、退職代行を利用するのも1つの手です。
次のステップに進むために、前向きに考えていきましょう!