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Columnコラム

2025.09.05

就職/転職

退職後にハローワークに行かないとどうなる?

退職したあと、多くの人が「まずは少し休みたい」と思います。もちろん休養は大切ですが、ハローワークに行かないまま時間が経つと、思わぬ損をしてしまうことがあります。今回は、ハローワークに行かないとどうなるのか、そして窓口で注意すべき「言ってはいけないこと」について解説します。

ハローワークに行かないとどうなるのか?

  • 1. 失業手当がもらえない

    失業手当(雇用保険の基本手当)は、退職した人が次の仕事を見つけるまでの生活を支える制度です。しかし、これは自動的に入金されるものではなく、ハローワークで手続きをしないと一切受け取れません。

    また、退職日から1年間の間に受給しないと、権利そのものが消えてしまいます。つまり、手続きが遅れるほど、もらえる期間が短くなってしまうのです。

  • 2. 国民健康保険や年金の切り替えが遅れる

    会社を辞めると社会保険から外れます。その後は

    • 国民健康保険

    • 国民年金
      に加入し直す必要があります。

    切り替えを放置すると、保険証が使えない・後から未納分を一括請求されるなどのトラブルになる可能性があります。

  • 3. 再就職活動のサポートを受けられない

    ハローワークは求人紹介や職業訓練などのサポート機関でもあります。手続きをしていなければ、こうしたサービスを利用できず、転職活動の幅が狭まってしまいます。

  • 4. 生活設計が立てにくくなる

    「失業手当があるかどうか」で、家計の見通しは大きく変わります。ハローワークに行かないままでは、どのくらいの生活費を確保できるのか分からず、無計画になりがちです。

ハローワークで言ってはいけないこと

手続きの際には正直に話すことが基本ですが、言い方やタイミングを間違えると、不利になることがあります。代表的な「言ってはいけないこと」をまとめました。

  • 1. 「もうバイトを始めています」

    失業手当を受けるには「失業状態」であることが条件です。アルバイトやパートを始めてしまうと、受給できない、または減額になることがあります。どうしても働く必要がある場合は、必ず事前に相談してからにしましょう。

  • 2. 「実は次の会社の内定が決まっています」

    すでに就職先が決まっている場合、失業手当は原則受けられません。内定を隠して受給するのは不正受給となり、発覚すると返還やペナルティがあります。報告は必要ですが、言うタイミングは大切です。

  • 3. 「仕事を探す気はありません」

    失業手当は「再就職する意思」がある人のための制度です。働く気がないと認定されれば、受給資格を失います。最低限、就職活動を行う姿勢を見せることが大切です。

  • 4. 「辞めた理由は会社が嫌だったからです」

    本音を話すこと自体は悪くありませんが、あまりに感情的な表現をすると「自己都合退職」と判断される可能性があります。自己都合退職だと、給付が3ヶ月間もらえないケースもあるため、言葉は慎重に選ぶことをおすすめします。

  • 5. 「病気で働けない状態です」

    病気やケガで就労が難しい場合は、失業手当ではなく「傷病手当金」や別の制度が対象になります。体調が整うまで失業手当は受けられないので、状況をよく確認して申請しましょう。

ハローワークに行くときのポイント

  • 退職から早めに手続きに行く(できれば1〜2週間以内)

  • 必要書類(離職票、雇用保険被保険者証、マイナンバーなど)を忘れない

  • 就職する意思があることをしっかり伝える

  • 働き方や希望条件を前向きに説明する

まとめ

退職後、ハローワークに行かないと

  • 失業手当がもらえない

  • 社会保険の切り替えが遅れる

  • 再就職支援を受けられない

  • 生活設計が立てにくい

といったデメリットがあります。

また、窓口での不用意な発言は、手当を受けられなくなる原因になることもあります。
退職したら、できるだけ早くハローワークに行き、正しい知識を持って手続きを進めましょう。

退職代行てけてけでは、お客様に寄り添いながらサポートをさせていただきます。退職や転職にお困りでしたら、是非ご相談ください。

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