Columnコラム
2025.06.28
お金事情
失業保険をもらうと年金は減る?意外と知らない影響とは
退職後に 失業保険(雇用保険の基本手当)を受給する人は多いですが、「年金にはどんな影響があるの?」と気になる人もいるのではないでしょうか?
「失業保険をもらうと年金が減る」という話も聞くことがありますが、実際のところはどうなのでしょうか?
今回は、失業保険と年金の関係について詳しく解説します。
1. そもそも失業保険と年金の関係は?
まず、失業保険(基本手当)は 雇用保険の制度で、年金は 国民年金・厚生年金の制度です。
つまり、本来は別の仕組みなので、「失業保険をもらう=年金が減る」 という単純な話ではありません。ただし、年齢や状況によっては影響を受けるケースもあります。
では、具体的にどんな場合に影響があるのか見ていきましょう。
2. 失業保険をもらうと年金が減るケース
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① 60歳以上で失業保険を受け取る場合(特に厚生年金)
60歳以上になると、会社員として厚生年金を払っていた人は 「特別支給の老齢厚生年金」を受け取れることがあります。
しかし、失業保険を受給中は、この「特別支給の老齢厚生年金」の支給が一時的にストップすることがあります。【対象者】
・ 60歳以上で特別支給の老齢厚生年金を受け取る予定の人
・失業保険の基本手当をもらっている人【影響】
年金と失業保険の両方をもらうことはできない(年金が止まる)つまり、60歳以上で失業保険をもらうと、一時的に年金がストップする可能性があるので注意が必要です。
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② 国民年金の保険料を「免除」できない場合がある
【影響】
・失業保険をもらっていると、国民年金の「全額免除」や「半額免除」が通りにくくなる
・国民年金の免除申請をする場合は、失業保険の受給が終わってからの方が通りやすいこともある
【対策】
国民年金の免除申請を考えている場合は、事前に年金事務所で相談するとスムーズです。
しかし、失業保険をもらっても年金が減らないケースもあります!
詳しくは「失業保険をもらっても年金が減らないケース」の記事でご紹介しています。
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