Columnコラム
2025.06.27
退職代行
辞めるときの保険料はどうなる?
退職を考えているとき、気になるのが「保険料はどうなるのか?」という点です。
会社を辞めると、健康保険や年金の支払い方法が変わるため、事前に確認しておくことが大切です。この記事では、退職後の保険料についてわかりやすく解説します。
1,健康保険の選択肢
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① 任意継続保険
退職前に加入していた会社の健康保険を、最大2年間継続できる制度です。退職前の保険料と比べて、会社負担分も自己負担になるため、費用は約2倍になります。ただし、扶養家族がいる場合は、そのまま扶養に入れるため、家族全員の保険料を考えるとお得になる場合もあります。
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② 国民健康保険
会社の健康保険を脱退すると、自分で国民健康保険に加入する必要があります。保険料は前年の所得に応じて決まるため、退職後の収入が減ると保険料も安くなる可能性があります。自治体によって金額が異なるため、お住まいの市区町村で確認しましょう。
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③ 家族の扶養に入る
家族(配偶者や親など)の健康保険に加入している場合、その扶養に入ることができる可能性があります。収入要件があり、退職後の収入が一定額(年間130万円未満など)を超えると扶養には入れません。
2,年金の支払い方法
退職後は厚生年金から国民年金に変わります。
手続きは退職後14日以内に、市区町村の役所で行う必要があります。
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国民年金の保険料
2024年度の国民年金保険料は月額16980円です(年度ごとに変動)。収入が少ない場合は、「免除制度」や「猶予制度」を利用できることもあるため、役所で相談してみましょう。
退職前に確認しておくこと
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1,退職後の健康保険の選択肢を決める
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2,国民年金の手続きを忘れずに行う
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3,収入が減る場合、免除制度の対象になるか確認する
退職後も保険料の支払いは続くため、事前に計画を立てることが重要です。
特に、退職代行を利用する場合は、手続きを自分で進めることになるため、早めに準備しておきましょう。