Columnコラム
2025.09.19
お金事情
健康保険と国民健康保険、何が違うの?
退職後、多くの方が悩むのが「保険をどうするか」
会社員のときは自動的に加入していた健康保険も、退職と同時に資格を失います。
ここでは、「健康保険」と「国民健康保険」の違い、そして退職後にどのような選択肢があるのかを分かりやすく整理し
1,健康保険とは
健康保険とは、会社員や公務員など、
加入手続きは勤務先を通じて行われ、
このため、会社員時代は自分の負担が半分で済み、医療費の自己負担も3割に抑えられています。
主な特徴は以下の通りです。
・対象:会社員、公務員など
・加入手続き:勤務先が行う
・保険料:会社と本人で折半
・扶養家族も加入できる(被扶養者制度)
・退職と同時に資格喪失
2,国民健康保険とは
一方の国民健康保険(国保)は、自営業者や無職の方、
会社に所属していない人が加入する保険制度です。
加入手続きは居住地の市区町村役所で本人が行う必要があり、保険料は全額自己負担となります。
保険料は所得や世帯構成によって異なり、
主な特徴は以下の通りです。
・対象:自営業者、フリーランス、無職の人など
・加入手続き:本人が役所で行う
・保険料:全額自己負担(所得により変動)
・運営主体:市区町村
3,退職後に選べる3つの選択肢
退職後は、以下の3つのいずれかを選んで保険に加入します。
-
1,国民健康保険に加入する
自治体で加入。保険料は全額自己負担。
<メリット>
途中で加入・脱退しやすい
<デメリット>
所得により保険料が高くなる場合あり
-
2,任意継続被保険者制度を利用する
退職前の健康保険を最長2年間継続できる制度。
<メリット>
医療機関での手続きが変わらない
<デメリット>
保険料は全額自己負担
-
3,家族の扶養に入る
配偶者などの扶養に入る
<メリット>
自分の保険料負担がゼロになる場合も
<デメリット>
年収などの条件を満たす必要あり
よくある質問
Q:退職後、保険の切り替えはいつまでに行えばいいですか?
→ 原則として、
期間が空くと「無保険状態」となり、
Q:任意継続と国保、どちらが安いですか?
→ 所得・年齢・自治体によって異なります。
人によっては任意継続のほうが安くなるケースもあります。
5,まとめ
- 健康保険は「会社員などが加入する保険」で、
保険料は会社と本人が折半 - 国民健康保険は「自営業・無職の人などが加入する保険」で、
保険料は全額自己負担 - 退職後は「国保・任意継続・扶養」のいずれかを選ぶ必要がある
- 無保険期間が発生しないよう、
退職後14日以内に手続きを行うことが大切
退職後の手続きは“保険”から始めよう
退職は、働き方だけでなく「生活の制度」
健康保険の切り替えを後回しにしてしまうと、
退職代行てけてけでは、退職手続きだけでなく、
不安なときは、まずはお気軽にご相談ください。
